日常の記録」カテゴリーアーカイブ

だんだん、一日一日が大切になってきました。Carpe Diem.

洗濯機がこわれた

数週間前も、調子が悪いことがあったけど、
プラグを抜き差ししたり、あれこれやっていたら使えたので安心していた。
しかし今朝、洗濯機が二度と使えなくなった。

うちは家電運がいいらしく、割と長持ちするのだが、
この洗濯機も、購入年を見ると2005年。
18年使ったわけだ。

当然部品も残っていないし、修理もきかないだろう。
買い替えを検討しなければならない。

今日も息子は就活の面接に出かけていた。
子供がそのくらいになるんだから、
家電も住宅設備も寿命が来るわけだ。

それにしても!
先々月は台所の水栓、先月は冷蔵庫、
そして今日は洗濯機と、あまりにも続けざまである。
(来月は車検もある!)

新しい洗濯機が来るまで、コインランドリー生活だなぁ。
次の洗濯機は、縦型で乾燥機能なし、
風呂水ポンプとインバータが付いてるやつ、
むすこが出ていくことを考えると6キロでいいかしら。


ばんごはん日記
・マーボー豆腐
・千切りキャベツと梅干とツナの揉みこみサラダ
・中華たたききゅうり

ディルの芽が出た

去年蒔きそびれたディルの種を蒔いた。
本当は連休頃にやろうと思っていたのに、
遅くなってしまったからどうかなと思ったけど、
蒔いて4、5日してから芽が出てきた。

魚のマリネなんかによく使うから、
ベランダに一鉢あると便利。
近所のスーパーは、午後に行くとなくなってるか、
鮮度が落ちて黄色っぽくなっていたりする。

タイ料理を作るために、
ベランダにはペパーミントとコブミカンを欠かさない。
去年からタイ生姜も植えている。
ディルはタイでは「パクチーラオ」(ラオスのパクチー)と呼び、
東北部の料理によく使うようだ。

梅雨に入って日照が不足気味だけど、
頑張って育てて使うんだ~。

まるで同居

コロナ禍でも、友達とは毎日のようにSNSでおしゃべりしていたから、久しぶりにリアルで会っても違和感がない。
それが何年ぶりかであっても。

なかでもいちばん頻繁にやりとりをしているのは、実の妹。
どうかすると、一日に何度も、それもかなり長いやりとりを、
LINEで交わしている。
お陰で、お互いの近況が手に取るようにわかる。
(髪を切ったとか、鍋を買い替えたとか、写真や動画付きで)

これはとてもありがたい機能だし、とても便利。
家族の情報共有が随時アップデートできるので、
高齢となった親の見守りにも役に立つ。

最近聞いたのが、遠距離恋愛中の若いカップルのLINEの使い方。
とにかく、常時接続状態にしているんだって。
「ねえ」
と呼びかけると、即座に、
「ん?」
と答える。
その場に一緒にいるのと変わらないぐらいに。

LINE電話にすれば、声も聞こえるし顔も見られるから、
どんなに離れていても、遠距離って感じはしないのかもしれない。
まるで同居してるみたい。

でも、ちょっと怖くない?
一瞬もお互いから目を離さない付き合いっていうのもさ。そんなことない?

タワーの街になっても

都内を歩くと、どこもかしこも再開発で、
コロナ前とすっかり形が変わってしまっている。
更地も多く、これからまたどんどん変わるんだろう。

昔からある古くて細かい建物の残るエリアは、
そのブロックまるご壊して最新のタワーに建て替え、
「〇〇スクエア」にしちゃうのが多いように見える。

何しろ、たとえば千代田区なんて、
皇居まで徒歩10分くらいの場所なのに、
どう見ても築50年以上の木造2階建てがまだ残ってるんだもん。
土地利用の観点から言えば、とんでもないことなんだろうな。

路地や横丁が人気だった街、
立石や小岩といった下町のエリアも、
この頃じゃタワーマンションの計画でいっぱいだという。
何だか信じられないけど、あのごみごみした街並みが、
この数年で大きく変わっていくのは間違いない。

それを寂しいしつまらないと思う一方、
だからといって何もかも残していくわけにもいかないことはわかる。
復元された史跡でもなきゃ、縄文時代の竪穴式住居なんてないもんね。
時代が変われば、人の暮らしも住居も変わっていく。

それに、思うんだけど、
時代が変わっても、人間のやることって変わらないじゃない?
最先端のタワーに暮らしたって、
やっぱりどこかに「横丁」ができるんじゃないかな。

タワーの4階とか、逆に40階とか、
特定のフロアが、いつしか値段や賃料が下がって、
一つの区画を二つ、三つに切り売りするようになって、
ちっちゃな居酒屋やスナック街が現れるの。

現在の中野ブロードウェイ商店会の上の方の階も、
分譲当時は高額で、高級店しか借りられなかったけど、
今ではちっちゃな区画に割って貸し出されて、
若者がユニークで面白いビジネスを展開しているという。

世界がタワーだらけになったって、心配することはない、
面白いものはきっと出てくると思うんだ!

JADJ

JAが運営するお気に入りの野菜直売所、休日に行くとDJがいる。
JAの職員なのか、直売所の社員なのかはわからないが、
入荷した野菜や加工食品を高らかにコールし、
生産者や生産地、生産方法などを解説したのち、
下ごしらえやおいしい食べ方、
自分のオリジナルレシピなどを矢継早にトークしていく。
その間、一度として噛まない。

耳慣れない新顔野菜、ちょっとレアなチーズやドレッシング、
彼が語ったそばから爺婆までがわらわらとその棚に吸い寄せられていき、
たちまち完売。ありゃ天才だ。

妹にその話をしたら、
「ガマの油売り? バナナの叩き売り?」
と昭和なことを言い出す。
そういえば、スーパーでも夕方になるとこういうのやるし、
パチンコ屋でもやってたような……
各業界にこういうマイク自慢がいるのかもしれない。

妹「各業界代表を集めてDJバトルやったら面白いのに」
私「誰がいちばん売り上げ叩き出すか勝負?」

やるとしたら、会場は後楽園ホールがいい気がする。

自分の写真がない

スマホを紛失すると、実機なしでアプリを復活させなければならず、
なかなかに面倒だ。

今はAndoroidなので、Googleで管理できていたものに関しては、
ほぼデータが保存されていて無事だったのだが、
自分の撮った写真を見ていてわかったのは、
「自分が写っている写真がほとんどない」
こと。

撮っているのが自分なので当然なのだが、
それにしても少なくて、
そういえば、何かで顔写真を求められると困ってしまうのだ。

だいたい我が家の人々はみんな写真嫌いで、
家族で写真を撮り合ったりすることがまずない。

数年前、家族で10日間ヨーロッパに行ったけど、
家族で写っている写真なんて一枚もなく、
もちろん私の写真もない。
人物としては、私が何かの拍子に子供たちを数回撮ったくらいで、
むすこに至っては、10日間で2,3枚しか写真を撮っていなかった。

ところが、先日浅草に行った際、さまざまな国から来た観光客が、
ほぼ全員、
「人形焼きを食べている自分」
「桜の枝をかざしている自分」
を、同行の家族や友人に撮らせたり、自撮りしているのを見て、
「こうすればよかったのか!」
とようやく気づいた。

「写真を撮る」ということは今や、
「自分を撮る」ということなのかもしれない。

でもなぜか私も家族も、「自分」をすっとばして、
「自分が見ているもの」ばかり撮ってしまう。

「そこ」に行ったのは間違いなく自分なので、
自分を撮る必要はないように思うのだが、
「そこ」に行ったことを証明するのは、
自分が写りこんだ写真なのだ。

でも、面倒くさいんだよなあ、
校門や映えスポットの行列に並んで待つのが。
あと、レストランで料理を撮るのも忘れてしまう。
ついつい、撮る前に食べ始めてしまうから。
写真を撮るのって、タイヘンだ。

でもそろそろ自分も撮っておこうと思う。
遺影がなくて困るのもイヤだし。

スマホなくして友達できた

すごく疲れる仕事の後タクシーに乗って、
スマホを車内に置き忘れてしまったらしい。
領収書をもらわなかったのでタクシーの社名がわからない。

慌ててキャリアの店舗に駆け込みSIMを止めただけでヨロヨロ帰宅したら、
眠くて眠くてそのまま10時間寝てしまった。

翌日ようやくGoogleを使って(Android)探してみたけど、
電池切れか反応しない。
仕方ないからあきらめて買いに出かけた。

諸々のデータは割にバックアップできていたが、
Twitterはもうパスワードがわからない。Suicaもまだ入れられてない。
でもそんなのは何とでもなる。

何より痛手だったのは、
先ごろ亡くなった友達とのLINEのやりとりが消えてしまったこと。
彼女とそのお嬢さんに申し訳なく、これにはガックリしてしまった。

スマホを買った帰り、
今は代替わりした彼女のカフェに入って休憩しようとしたら、
同年代の女性が先に客として座っていた。
現オーナーとお喋りしていたのになんとなく加わったのがきっかけで、
いつの間にか会話が始まった。

そうしたらなんと同い年、音楽が好き、30過ぎて運転免許を取った、
など共通点がゾロゾロ出てきて盛り上がり意気投合。
またお喋りしましょ、と別れた。

あまり人と近づかない性格の私でも、この年でお友達ができるのは嬉しい。
「気にしないで! 楽しんで!」
と彼女が言ってくれたような気がして、少し救われた。

40年目のお花見

学生時代からの長~い付き合いの友二人と、
久しぶりにお花見に出かけた。
この二人、実に40年来の付き合い!!

一人は高齢の親ごさんと同居していたし、
もう一人は会社で責任ある立場。
浮かれて花見なんかできるこの3年じゃなかったのだが、
このお正月、友1のご母堂が93歳の大往生を遂げたこと、
コロナをめぐる縛りが緩和されたことから、
3年以上ぶりに集まることになったのだった。
(実際は、お線香をあげに先々月お邪魔したのだが)

あいにくの雨だったけど、いろいろあったこの数年を振り返りつつ、
喋りに喋った6時間!
年を重ね、お互い変化はあるものの、
こういう友人とはいくらでも、いつまででも喋れてしまう。
(いつの間にか、年金とお墓の話になってしまうけど)

ともあれ今回の結論は、
「あたしたちのおばさんっぷりも、いい具合に仕上がってきたじゃないの」。
こんな風に付き合える友がいる限り、
年をとるのは全然悪くない。

今回は隅田川から雷門と、浅草を歩き回ったが、
まあ世界中から人が集まっていたこと!

インドの新婚さんがドレス着て桜の下で撮影会していたり、
中国の女子大生が小紋着て人力車でキャッキャしていたり、
久しぶりに見る華やかな光景に、
この平和がいつまでも続きますようにと願わずにはいられなかった。