デジタルリマスター版『AKIR A』

デジタルリマスター版『AKIRA』、劇場で観てきた。

88年の公開時には観てなくて(連載も終わってない)、
「本編読んでるからいいや、
映画観てガッカリしたくないし」
って当時は思ったんだが、いや素晴らしかった!

あの壮大な物語を一時間や二時間につめこむには、
相当無理しないと…
と思ってたけど、かなりストーリーを変えて、
でもテーマはしっかり、
むしろ漫画よりも濃く伝わっててすごい。
作品の本質は少しも損なわれていない。

破格の予算をかけた作品らしく、
狂気じみた緻密な背景が目立つ。
看板や落書きが面白くて(駅ビルには「味ののれん街」があったり)、
次は背景見る回にしたいと思うほど。

今敏監督『パプリカ』を彷彿とさせる表現が随所に出てきてアレっと思ったが、
今監督は大友克洋氏のアシスタントで、
大友作品に深く傾倒していたのだとか。納得。

ガムラン風の曲やブルガリアン・ボイス風のものが使われていたのは、
音楽が芸能山城組だったからか。
80年代のワールドミュージックブームを思い出した。

コロナ後久しぶりに映画館で映画を観て、
124分の作品だったのでおしりが痛くなった。
しかし音もいいし、全身が映画にくるまれて、
映画世界に入り込めるのは映画館ならでは。
やっぱり映画館で観る以外は、
「映画を観た」と言う気になれないな。

BBCパパ

2017年、BBCで流れたニュースで、
解説していた釜山大学のロバート・ケリー教授のご自宅からの中継が、
時ならぬお子さんたちの乱入によって大混乱! 
拡散したその動画で、一時ネットが騒然となった出来事があった。

確か韓国と北朝鮮の緊張に関する解説だったと思う。
教授が自宅の書斎から中継している途中、突然書斎のドアがバーンと開き、
ご機嫌なお嬢さん(幼児)がお菓子を手に、大声で歌いながら入ってきた。
教授は冷静を装い、お嬢さんを片手でいなしながら解説を続けるも、
止める間もなく下のお子さん(性別不明)が歩行器に乗ってガラガラと乱入! 
謹厳実直そうな教授と知性の香る背後の書斎に、大騒ぎする二人のチビちゃん。
あまりのコントラストに、この動画はまたたく間に広まった。

解説の深刻さとうらはらに、お子さんたちの可愛らしさ、無邪気さ、
大慌てで回収に来て、子供を抱えてカメラをよけながらはける奥様の大慌てぶり。
全部が愛おしくて、動画を見た者みんながほっこりしたこの時であった。
私もその一人。
だって、可愛いんだもん!! 
特に下のお子さんのイノセントな表情、最高!!

これは2017年3月のことだったのだが、あろうことかこれから3年ののち、
全世界で同じ現象が発生することになるのである。

中国・武漢に端を発する新型コロナウイルスによる感染症は、
またたく間に世界中に伝播。ことに猛威をふるったヨーロッパと北米では、
医療崩壊を引き起こすほどの患者数が発生し、社会は機能停止に陥る。
ロックダウン(都市封鎖)と外出禁止令。
商店も飲食店もクローズし、街は戦時下のよう。
食料をはじめとする生活必需品を購入するための外出も決死の覚悟、
出歩いているのはAmazonかウーバーイーツ要員ばかり。
ロックダウンまでには至らなかった日本でさえ、
政府の自粛要請に従い、街からは人が消えた。

2020年の春、多くの国々で、人々は家庭の中に閉じ込められていた。
学校は休校となり、あるいはオンライン授業。
それが可能な職業に従事する人々は、モニターをオフィスとする日々が始まった。

そこで起きるのがこんな事態。
テレビ会議中、上半身は一応ワイシャツ。でも下はパンイチなのが、
カメラの角度に失敗して写ってたり。
おしゃれなキャラを装ってたけど、
リモート飲みでは部屋着やインテリアのダサさがバレバレ。
テレビ会議用に美しい背景画像を使っているけど、
時折、耳を聾するきょうだい喧嘩や台所の炒め物の音が聞こえ、
イヌがモニターの前をサッと駆け抜ける。

普段はもっともらしい顔で仕事している上司や部下や同僚の、
とんでもなくアットホームな横顔。
当然だけどすべての人にプライベートがあって、生活があって、それぞれの事情があって、
その上に仕事は乗っかってるだけだったんだ。
ワーク・ライフ・バランスなんて言ってたけど、ワークは先じゃない。
ライフあってのワークだったんだ。

颯爽と「働く私」の背後には、それを支える「暮らしてる私」があって、
それは往々にしてカッコよくも知的でもない。
そしてそれも一方で「ほんとうの私」だ。
テレカンの背景をニューヨークの夜景やギリシャの遺跡にすげかえようと、
それが単なる背景だってこと、もう皆わかってる。
その背後には、部屋干しの洗濯物や子供のおもちゃが山積みだってことも。
みんな、そうやって生きてるんだ。

先のニュース番組のシーンは、
2018年度の「ブロードキャスティング・アワード」のタイムラインTVシーン部門で受賞し、
ケリー教授は期せずして時の人となったという。
2017年のあの映像は、今この時を予見していたのだ! 

カッコよくない膨大なディテールの集積である「暮らし」。
それをこうやって世界の人々と共有できるようになったのは、なんだか楽しい。

ダイソーの保冷バッグを導入

しばらく前まで、いや今もですが、
スーパーの買い出しにあまり頻繁に出かけない方がいい時期が続き、
こまめに買い足すよりも、一度にまとめ買いする傾向でしたね。

我が家は私とオトーサン(夫)がクルマで買い出しに出かけるのですが、
夫とむすめはテレワーク、むすこはオンライン授業で、
4~5月は家族4人が3食家で食べていたため、
買い物の量が半端ありませんでした。
生協では牛乳やドリンクを購入していますが、
生鮮食品はスーパーで買うようになったので、運ぶのが大変です。

特に、連休過ぎて暑い日が続くと、買い出しの車内は高温に!
普通のエコバッグでは、氷をもらっても冷凍品や肉魚が心配です。
でも、クーラーボックスやトロ箱って、意外にキャパシティがないんですよね。

そこで今回、保冷バッグを導入しました。
コストコの保冷バッグが大きくて良さそうだったので、
コストコに行ったとき買おうかなと思っていたのですが、
偶然見つけた「ダイソー」(100円ショップ)の保冷バッグがすごく良かったんです!

「レジカゴすっぽり」よりもキャパシティあります。中はアルミシートが張ってあり保冷力もなかなか。大きいので、自転車なら後ろカゴがおすすめ。

1枚500円(コストコのは2000円くらい)なのに容量がたっぷりあって、
レジカゴがまるごと入る大きさ。
中身が多少凸凹していてもフレキシブルに包み込んでくれるので、
同じサイズのクーラーボックスよりずっとたくさん入ります。
保冷力は若干落ちますが、氷を入れれば家までは十分。
炎天下の帰り道、ヒヤヒヤすることもありません。
このバッグ2個で、1週間分の食料が全部収まっています。

7月からはコンビニもレジ袋が有料化されますし、
保冷バッグだけでなくあらゆる場面でエコバッグを使う機会が増えますが、
ウイルス感染を予防するために、こまめに洗濯したり、
アルコールスプレーで消毒するようにしています。
面倒ですけど、安心には代えられませんね。

web『天然生活』にて「リモート・ファイル」

『天然生活.jp』にて新規記事を掲載していただきました。
家で共有する紙情報、特に子供の紙データを管理するツールのご紹介です。

すぐに提出したり廃棄したりする紙モノはスマホで撮影して管理しますが、
紙で持っていなければならないものや、オンラインで探すよりも、
しょっちゅう見る取説などは紙になってしまいます。

このファイルは本当に便利で、もう10数年お世話になってます。
私は最初は生協で買いましたが、最近はいろいろなネットショップで手に入ります。

前回記事の写真は私がiphoneで撮影しましたが、
今回はちゃんとしたカメラマンさんの写真です。
私、写真を撮るのが何より苦手なので、ありがたかったです!
やっぱり写真はプロに限る……。

日本一細いそうめん

最近ハマっているもの、それはそうめん。

もともと好きだったのだが、今年はなぜかひときわおいしく感じる。
自粛生活で過剰自炊生活が続いた反動か、
簡単シンプルなものが食べたくなっている。

今まで、そうめんといえば、スーパーでなんとなく買うか、
お中元でいただいたものをなんとなく使うかで、
銘柄なんか考えたこともなかった。
「手延べ」って書いてあるやつはおいしいな……と思うくらいだった。

しかし、ハマっていろいろ調べると、そうめんもなかなか奥が深い。
そうめんといえば「揖保乃糸」くらいしか知らなかったので、
播州・兵庫県が産地なんだろうなと思っていたら、
島原(長崎県)、三輪(奈良県)、半田(香川県)と各地にあるらしい。

なかでも、奈良の「三輪山本」の「白髪そうめん」は、
日本一細い手延べそうめんなんだって!

三輪山本「白髪」45g入り。一束が立派な箱入りで、極細麺を守るためと思われる。

スーパーで手に入るメジャーな「揖保乃糸上級品(赤帯)」は、
一本の細さが 0.70〜0.90mm、
一束(50g)の本数が400本と、
これでもじゅうぶん細くておいしいと思うのだが、
「揖保乃糸・三神(黒帯)」だと。
一本の細さが0.55〜0.60mm、
一束の本数は約550本とビックリするほど細くなる。

三輪の「白髪」に至っては
一本の細さ0.3mm、
10g当たりの本数、300本だって!
50gなら1500本!? ホント!?

左から、「白髪」、真ん中が「揖保乃糸上級」、右「スーパーで安売りしていた機械製麺のそうめん」。
「白髪」の細さは異常

どんなか食べてみたくて購入。
なんと一人前二束650円。
手延べだしこの細さだから無理もないけど、
気軽には食べられないな……。

ゆで時間は30秒。
それ以上ゆでたら、溶けちゃうんじゃない?

そうめん鉢がないのでミニ土鍋で。(一人用で蓋もあるのでカステラが焼ける。ちょっと欠けちゃった)
水はもっといっぱい入れないと、極細麺がからんで食べにくい!!

普通にいただきました。
おいしかったよ!
ただ、あまりに細いので、盛り付けの水を多めにしないと、
麺がこんがらかってきれいにすくい取れない。
そのくらい細い。

繊細なお味ですが、お値段が立派なので、
普段は揖保乃糸赤帯で十分です。

最近はそうめん専門店もあるらしいので、
この夏は感染に注意しながら、出かけてみたいと思います。
楽しみ!

人形にさよなら

人形を捨てた。

人形って捨てにくいもの。たとえそれが、ゲーセンでとったやつをもらった、
特に可愛くもないクマだのウサギだののぬいぐるみだとしても、
顔があるもの、二つの目がついているものを捨てるのは、
日本人には抵抗があるらしい。
八百万の神々を戴くアニミズムの影響か?

友人のパリ土産にいただいたもの。
ものすごくリアルだった。

リ〇ちゃんやぽ〇ちゃんには別れを告げてきたが、
この名もないフランス製のお人形には、あまりにもリアリティがあって、
なかなかお別れが言えず、棚の上にずっと鎮座していた。

しかし、むすめもむすこも大人になり、手にとることもなくなった今、
別れを告げる時がやってきたと思う。

洋服はとっくにボロボロになって捨ててしまっていたけど、
あらためて、ありがとう、さようなら。

むすめとむすこを呼び、ボディに手を当てて感謝し、
米と酒を振りかけ、おしゃれ目な紙袋に入れ、
さらに小さな紙箱に入れ、自治体の指定する廃棄物の日に、送り出した。

いつまでも一緒にいることはできないものね。
いつまでも生きていることができないように。

私たちも音楽の一部

昨日は数ヶ月ぶりにライブハウスに行きました。
お店は新宿「SOMEDAY」、出演はジャズ・コーラス「Breeze」。
やっぱり生音はいいね〜♬

ステージと客席が若干遠くなった

入店と同時に有無を言わさず検温、手にはアルコールスプレー。学校みたい。
席は密にならないよう、数席ごとに「使用不可」の紙が貼られ、
最前列もステージからは2m。お客は基本マスク着用。
ジャズのライブハウスなので基本スタンディングで踊るとか、
拳を挙げて騒ぐとかもないし、これで感染が起きるとは思えないので、
大いに安心して聴けた。

安定のコーラスだけど、私が行くときはかなりの確率でピアノが二村希一さんのところが、
今回は森田潔さんで、だいぶ印象が違う。
二村さんがキラキラのカットグラスなら、森田さんは気泡の散った乳白色の手吹きガラスのよう。

Breezeが歌唱指導を務める朝ドラ『エール!』にも出演している
アコーディオンプレイヤーさんが飛び入り出演するなどもアクセントになり、
楽しい2ステージだった。

久しぶりにライブで音楽を聴いて思ったのは、
「音って三次元、立体なんだな〜」
ってこと。

動画やオンラインでももちろん楽しめるんだけど、やっぱり情報量が比べ物にならない、生は。
同じ時間に同じ場所にいるということの圧倒的な力を感じる。

テーブルは一つおき。お客はマスク着用だからここまで離さなくてもいいと思うんだけど、安心のため……

音楽って、その時、その場所でしか成立しないものであって、
録音されたり録画されたものは、どんなに精巧にであってもやっぱり、
音楽の影でしかないのかもしれない。

歌は歌だけで成り立つものではなく、
演奏しているバンドメンバー一人ひとりとの調和の上に初めて成立する、
もっといえば、その日のライブハウスの空間も含めて音楽なのだ、
と以前ソプラノの小菅けいこさんがおっしゃっていた。
だからバンドは決して単なる伴奏、バックグラウンドではないのだと。

おしゃべり禁止! 昔のジャズ喫茶を思い出す(皆知らないよね💧)

昨日それを思い出すまで、私たちオーディエンスは単なる観客で、
パフォーマンスを見るだけ、受け取るだけと思っていた。
でもそうじゃないのかもね。
聴いている私たちの反応や感情も、もしかしたら演奏者に伝わり、
演奏を変えているのかもしれない。

そうじゃないとしても、聴衆の人数や座る位置、着ているものの材質だけだって、
物理的に音を変えているはずだしね。

最近再開されたドイツ・ブンデスリーガで、
無観客で開催されている試合で、ホームで勝てなくなっていると聞いた。
スポーツも音楽と同じなんだろうな。

私たちがもっともっとライブ会場に足を運び、演奏者の力になれるように。
私たちが演奏を変え、音楽の一部になれるように。
時々はライブ会場に行きましょう! 当面はマスク着用でね。

買っていいモノだめなモノ

むすこの誕生祝いでベランダBBQ。
火は使えないから電気ホットプレートが必要だけど、
もの増やしたくないからどうしようと逡巡していたら、
来年家を出るというむすめが持っていくというので買ってしまった。楽し〜〜💕

コストコのラム肉がおいしいので時々買ってくる

ホットプレートは、むすめの一歳下のいとこ(姪っこ3)が、
一人暮らしを始めたとき真っ先に買って便利に使っているそう。
朝食やひとり焼肉なんかにいいのだそうだ。
私が一人暮らしのときにはなかった発想で、
とても合理的でいいと思う。

一人暮らしをエンジョイしているお友達やいとこたちに触発され、
来年は家を出て一人暮らしを目論んでいるむすめ。
自立にあたっては、
「家賃の半年分と家具購入費、生活費三か月分」
を目標に貯金に励んでいる。

家具や家電も揃えなくちゃならないが、何が必要か。
布団よりベッドがいいので、それは今使っているのを持って行く。
食卓は私が若い頃使っていて、
人数が増えたときの予備にしていたちゃぶ台でいい。
買うのは冷蔵庫と電子レンジだそうである。

「あと何が要るかな?」
というから、
「天井照明の管理や窓拭き用に、脚立代わりのスツール。
コーヒー置いたり花台にしたり、一生使えるからいいの買う。
モノはなるべく作り付けのクロゼットだけに収めるようにする。
足りない分はりんご箱(木製)と無地の段ボールでしのぐ」
と言った。

あと、すごく大事なことだけど、
「一人で運べないもの、一人で捨てられないものは買うな」
とも言っておいた……。
(苦い思い出ww)

じんましん闘病(?)記

5月に入ってから、じんましんが散発するようになった。
子供の頃~20代は時々バーッと出たものだが、
30代以降は鳴りをひそめ、すっかり忘れていたじんましん。

最初は、二の腕の内側や膝の裏にポツポツ出るくらいで済んでいたものが、
次第に領土を広げ、胸やおなか、背中にバラバラと、
次第にそれが広がるようになってきてしまった。

朝は、かゆみで目がさめる。
眠っている間はかゆくないので、生物で習った、
「交感神経と副交感神経」
という言葉をここで実感した。

なんと冷凍カットレモン! 近所のスーパーで発見。でもこれはC。
私に必要なのはB……

じんましん持ちのむすこ(若い頃の私と体質が似ているらしい)によれば、
「掻くとひどくなる。掻かずに耐えれば早くおさまる」
というのでそのアドバイスに従っていたが、
むすこは私に似ず非常に我慢強く、
私は彼が泣き言を言うのを聞いたことがない。
彼のように掻かずに耐えるのが次第にむずかしくなってきた。

そしてついに先週の日曜、かゆさは頂点に達し、家事もできないほどに!

夕食はむすこを使いに出してお弁当を買ってこさせ、
私はひたすら身体を掻きむしりながら寝ていた。
月曜には病院に行き、ヒスタミンか出してもらうしかない。

しかし、まったく何もしていないわけではなかった。
若い頃、こういう時はビタミンB系を多めに服用して治していたので、
今回も実践してみたのだ。

当時薬剤師から、
「こういう時、Bは多めにのまないと効かない。
尿が黄色くなるまでのむべし」
と聞いていたので、規定量より多めに服用し、
かつ、おなかをホカロンで温めた。
こういう体調になる時って、だいたい深部体温が低くなっているから。
(先週体温を計ったら、35度台だった)

Bの錠剤をのんでものんでも、尿は黄色くならない。
何もできないから寝てるだけ。
こういう時って、不思議と眠れる。
一昼夜、ビタミンのみながらゴロゴロして、
翌日の午後、スーッとかゆみがひいていった。
同時に、尿がようやく黄色くなった。Bの色素だ。

単なるじんましんなんだけど、やっぱり風邪の病み上がりと同じで、
しばらくダルさが残った。
でも、かゆくないって素晴らしい!
一時は頭皮までかゆかったからね。

翌日ようやく行った内科で、かくかくしかじかと主治医に訴えたら、
「今ねー、調子狂ってる人多いんだわ」。

コロナによるひきこもり生活で、
運動不足と栄養の偏り、心理的ストレスのせいだとか。無理ないわ。

自粛要請解除になって、少し明るい気持ちにはなってきたけれど、
まだまだ油断できない日常、家族のことも心配。
無意識のうちに身体にも負担がかかっているんだろうな。
じんましんがそれを教えてくれたんだろうな。

いっぱい寝たからもう大丈夫、
ビタミンBは効果あった!

パパ大好き

ホームセンターで商品を探していたら、
「ねーパパ! パパが昨日言ってたやつ、コレだよね?」
3~4歳くらいの男の子が、そばにいた父親に尋ねていた。

父親を見上げる瞳はキラキラして、愛情と尊敬に満ちている。
その声は、胸が苦しくなるほど愛らしい。

ベランダ構成をああだこうだ、楽しい。
シンク脇につっぱり棚を設置して、そこに小さめの鉢をまとめようか思案中。

父親はと見れば、何かの缶を手に取り、心ここにあらずといった風情で、
「ん~~? そうだねーー」
と生返事、子供に目を向けることさえない。

子供の方は、父親の反応にかまわず、一人しゃべり続ける。
「僕、〇〇〇じゃないかなーって思ったんだー」
「パパこれ作ったことあるんでしょー」
「僕も作りたい。お部屋のあそこに置きたい」

パパは何でも知ってて、何でもできて、強くてカッコいいんだ。
彼はそう信じて疑わない。
常日頃大切にされ、愛情深く育てられているのがわかる。

父親がぼんやりしているのは、決して息子を疎んじているからではないだろう。

会社の業績の悪化。
業界の未来。
ボーナスはないかもな~。
買ったばかりの家のローン。
妻に何て言おう。

30代半ばでまだまだ学生の面影を残しながらも、
すでに人生の疲れが出始めた男の横顔だった。

彼らに幸あれ。