料理さえできれば

むすめが独立して1年半。

いつ行ってもアパートの部屋はきれいに片付いているし、
自炊とお弁当も続いている。
節約でプールしたお金は趣味の旅行に充てる、
という生活が定着したようで、一安心だ。

一方、コロナとともに大学入学した息子の方は、
3年も終わるというのに、就活の気配すら見せない。
頼むから4年で卒業して(文系学部)、
就職したら家出てってくれ……
(空いた部屋を私の部屋にして、裁縫台を設置する予定)

心配したむすめが問いただすと、
案の定ほぼ何もやってなかった。
姉にどやされ、重い腰を上げたむすこ。
就活指導はむすめが頼り!!

就活に関して私がやれることはないから、
独立後を見越して、一通りの自炊を教えることにした。

小中学校の時も多少やらせていたけど、
今度はもうちょっと実戦向きのプログラムで。

内容は、
・1週間の買い物プラン
・簡単な作り置き
・メイン料理何種類か
・調理後の油やごみの始末、洗い物
・簡単な合わせ調味料
・食材の切り方
など。すでにいくつかは伝授済。

男女問わず、何が役に立つかって、
料理の能力だと思う。
使えるお金が少なくても、食生活さえ安定していれば、
楽しく健康に暮らせるもの。

料理と後片付けができるなら、それだけでも、
お金をたくさん持っていると同じことだ。
あとはゴミさえきちんと出しておけば、
ほかはまあどうにかなるぞ!

相続させるような財産は何もないので、
これが私の生前贈与……

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