壁の絵を取り換えた。
「ダニの分類ポスター」と「ダヤク族の手織り布」
から、
「クジラのポスター」に。
『世界の鯨』というタイトルのこのポスター、世界中のクジラの仲間の図鑑になっていて、
それぞれの大きさが比べられるようになっている。
世界最大、30m級のシロナガスクジラから、2m足らずのラプラタカワイルカまで勢ぞろい。
並ぶととてもきれい。
国立科学博物館で買ったんだけど、サイズがとても大きくて(クジラだし)、
サイズの合うフレームがなくてしばらく丸めてしまってあった。
こんな大きなフレーム、何万円もするし、とても重くなってしまうので、
ソファの上に吊るすのはなんだかこわい。
でも、ポスターのまま貼るのも間が抜けているので、
自分でフレームを作ることにした。
白地に黒枠のフレームが欲しかったので、
一回り大きく切ったベニヤ板を白くペイントした上にポスターを張り付け、
細い木を黒く塗ったものを枠にして、ベニヤ板を囲むことにした。
ガラスやアクリル板は省略。
貼り付けている間は、大きな本や荷物を重しにして、ズレないように気を付けて……。
なかなかうまくいったのだが、長辺の長さを計り間違えてしまい、
フレーム部分がちょっとつぎはぎになってしまった。
でも、軽い仕上がりで安全だし、これはこれでいいや。
このポスター、昔から好きで、いつか飾りたいと思っていたもの。
最初に見たのは、都築響一さんの写真集『Tokyo Style』。
お洒落なインテリア写真じゃなくて、1990年代のリアルな東京の暮らしを切り取った、
すごくクールな写真集で、発売後すぐに買って、貪るように眺めたものだ。
その写真集の最後の方の、渋くて(けっこうボロい)木造下宿の和室に飾られていたのがこのポスターで、
それがとても素敵だったの!
今こうして自分ちで眺めることができて満足。
今、その写真集はむすめの愛読書になっているけど、
今見てもその部屋はカッコいい。
こんな部屋に住みたかったな~。
(絶対寒いけど)